制作事例:下河原さま名刺
お仕事で指揮をされている方から名刺のご依頼をいただきました。
名刺内で「自信を表すモチーフを入れてほしい」とのご要望で、羽ペン・音叉(音楽をされる方は見おぼえないでしょうか?)・箱(アーク)を入れたものをデザインしました。
しっかり事前に資料を出していただきました。
PDF4枚にしっかり書いてあって、制作前からこちらも気合が入りました。
ご要望は3つありました。
⑴ 肩書きを排したデザインであること。
⑵ 肩書きが「白紙」であることがデザインされていること。
⑶ 全体として情報量が必要最低限であること。
極限まで「個人としての自分自身を表象すること」に拘りたいので打合せを密に行いたいとのご希望でした。
う~~ん、難しい。。。!
しかしだからこそやりがいがあると思いました!
よしやるぞ!と、こちらも下描きを準備して打ち合わせに臨みました。
最初に描いていたラフはこちら↓

ざっくり
そして臨んだ打ち合わせ・・・・
Skypeで画像を共有して持っている画像を見せてもらったり、こちらからも実際に書いたものをお見せしたり。
やっぱり最初のは形を追っていくものだったので「うーん・・」という反応でした。
ですよね。
シンプルには程遠いので。
しかし、しっかり描いた方がその後のシンプルに移行する時に良いと思っての判断でした。
そして箱がしっくりこない・・・ということで、影を入れてみました。

うーん、メリハリは付きましたが。。。
形が逆三角形の構図で安定しないのもありますが、直線的なモチーフばかりなので柔らかさが欲しい所でした。
Arc(箱舟)から船=手紙を入れるボトルを思いつきました。
手紙を届ける小さなビン・・・誰かに届いてほしいとの思いも込められています。
そして音叉の形ですが、これが難産でした。
最初のはこちら

一般的な形です
ここからクライアント様らしさを出していきます。

細長くなり・・・